『性食鬼』Orgasm 169「目覚め」の感想です。
『性食鬼』Orgasm 169「目覚め」は『ヤングチャンピオン烈』2024 No.11に収録されています。
今回のOrgasm 169「目覚め」では、前話で圧倒的な力の片鱗を見せ、触れることもなく烏山を一方的に圧倒した”7号”と呼ばれる新キャラのことが少し深掘りされました。
Zクラスの一員でもある彼女ですが、圧倒的な”存在感の薄さ”故にこれまで他のクラスメイトにすらその存在をほぼ認識されることもなく、Orgasm 165… 小亀の成長の温泉での亀の着ぐるみ騒動まで全く登場しなかった人物です。クラスメイトにも彼女の名前を覚えている人物はいないので、今の所 本名も不明で烏山の口にした”7号”という呼称だけが明らかに…。
亀の着ぐるみを瞬殺した上に、烏山を部屋の外から直接触れることもなく、いとも容易く連続絶頂に至らせる底知れない力を秘めた彼女ですが、その正体は高幡を完璧な存在にするための”7人目の実験体”だったそう。
ちなみに、エロスは精神のバランスが崩れれば失われるそうで、他の6人は様々な実験の過程で使い捨てられたものの、彼女だけはどんな無茶な実験にも耐えることができる異常なまでの精神力があったのだそうです。
元々エロスはそれなりに強大だった(少なくとも国領に目をつけられるだけのレベル)ものの高幡と比べると特別とは言えるほどではなかった程度だった7号ですが、その精神力故にエロスがどんどんと増大していき…。烏山曰く、最初から適切な育成がされていれば高幡すらも上回る可能性を秘めた逸材だったとのこと。
ただ、烏山を襲撃した際の記憶を持っていないことや、あまりにも雰囲気が異なることなどから、実は彼女は「二重人格」なのでは…という線も出ているようです。彼女が実験を耐えきれていたのも、精神力が高かったというより「二重人格」で実験による精神負荷を別人格に逃がしていたからということらしい。
ただ、本当に「二重人格」で、本来の彼女が”7号”の時の記憶を失っているのだとすると、亀の着ぐるみを消滅させたことを覚えているのが、少し気になるところ。どう見てもあの時の彼女は”7号”の雰囲気でしたし…。
誰からも認識されないならZクラスに配属されたのはどうしてなのかな。着ぐるみ校長は彼女のことを認識していて、かつ問題視しているのであれば、国領の実験体だということだけは知らないということなのか…。
今回は烏山がKAXAに協力を申し出たりもして、裏の方でも少し話が進みそうですが、烏山の本当の目的もまだいまいち明らかではないんですよね。今回の交渉時、やや狂気じみた顔も見せていましたし、純粋に一人の研究者として…なのかな。
柴崎さんの存在もあってか、いずみも改めてKAXAに協力する姿勢を見せ、話の表の方では、エロス体育祭が迫ります。高幡率いる特待生クラスとの全面対決になりますが、やはり不安要素は”7号”の存在ですね。彼女は国領のことを”神のように”心酔していたとのことなので、国領の遺志を継ごうとする高幡と対峙してどうなるのか。
そして、最後に月(?)で意識を取り戻したあのバニー星人は??
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