【登場人物紹介】御城/一美『死亡遊戯で飯を食う』
『 死亡遊戯で飯を食う』 最新刊
プレイヤーネーム:御城《ミシロ》
『死亡遊戯で飯を食う』に登場する”プレイヤー”の一人「御城」について紹介します。

幽鬼に対して異常な執着を持つお嬢様。
幽鬼が思わず触りたくなってしまったほどの綺麗な金髪の縦ロール美少女。
・基本情報
初登場時点ではゲーム参加回数7回の初心者寄りのプレイヤーだったが再登場時には幽鬼をも超える四十回参加のベテランプレイヤーとなって幽鬼の前に現れる。
<スクラップビル>編での回想に置いて本名が”一美”であることが判明したが、姓は現時点では不明。
本名/プレイヤーネーム | 一美/御城 |
年齢 | 18歳 |
職業 | プレイヤー |
ゲーム参加回数 | 7回(初登場時)/40回(再登場時) |
ゲーム参加目的 | 力の誇示/プライドの満足 |
特技 | 統率力に優れる |
苦手 | 他者と対立しがち |
見た目通りのお嬢様であり、運営のエージェントからは”お嬢様”と呼ばれており、幽鬼からも(煽り半分だとは思われるが)何度か”お嬢様”呼びされている。外見だけでなく話し方や振る舞いもお嬢様然とした上品なものだが、追い詰められたり、怒りに我を忘れたり、自暴自棄になったりすると、粗野で乱暴な言葉遣いが漏れ出るなどうちに潜む暴力性が垣間見える。特に<スクラップビル>の後、送迎車の中で幽鬼への怒りをぶちまけた際(一応運転しているエージェントにはこれから暴れると言う断りを入れてから)は、そのほとんどのセリフが伏字となっており、エージェント曰く”自分でなければ即絶交”レベルの汚い言葉を吐いたらしい。回想からも育ちが良さが伺えるが、家は特別豪邸というわけでもないので、本当にお嬢様なのはまだ不明。
他人が自分よりも秀でていることを許すことができないプライドの高い性格だが、<スクラップビル>で幽鬼と共にプレイすることになり、その際に「わからされ」たうえで、庇われ命を救われるという”屈辱”を受ける。以降、受けた屈辱への悔しさから”幽鬼を倒すこと”だけを目標に必死に実力を磨いている。ただし、幽鬼への感情は単なる敵意と一括りにできるものではなく、命を救われた際に幽鬼から”気に入った”と言われたことから淡い感情も湧き起こっている。
この感情も相まってか、過酷なゲームを”幽鬼を倒すこと”だけを心の支えにして生き延びるうち、幽鬼への執着は歪み現在では幽鬼を神聖視するまでになっており、”奈落から這い上がった自分がさらに神がかった幽鬼を互いに全力を出し合った上で倒す”ことを夢想している。

・ゲーム参加動機
「人生の壁を感じていた」際にスカウトを受け、その際のエージェントの”ここならあなたの先を行く人は誰もいません”という言葉を受けてゲームへの参加を決めた。運営のレポートによるとゲーム参加動機は「己の力の顕示」であり「金でも暴力でもなくプライドの満足のため」。
自分が一番でなくてはならない、自分より上をいっている人間がいることが許せないというプライドの高い性格で、このことは幼少期に母親に自分の名前の理由を聞いたことに由来する。本名は”一美”であり、母親は”どんなささいなことでもいいから いっとう抜きん出てほしい そんな願いを込めた”と語っており、御城はこのことを”呪いをかけられた”と感じている。

過去に自分よりも優秀な妹がトロフィーを持ち帰ってきた際に、テニスラケットでうちのめして病院送りにするという事件を起こしている。
<スクラップビル>において、自分よりもベテランである幽鬼の登場にペースを狂わされ絶体絶命の窮地に追い込まれる。この際に幽鬼のプレイヤーとしての卓越した能力を見せつけられ、さらに幽鬼が自分より格上であることを”わからされ”たうえで命を救われたことから、以降ゲーム参加の動機は”幽鬼を倒す”というこの一点のみに収束する。
ちなみに、命がかかった状況でも、それが仮に心無い謝罪であっても、幽鬼に降参して生きながらえることが我慢できず、その申し出を突っぱねるなど、気位の高さは本物で、その予想外の反応に幽鬼も御城を気に入る。
・プレイヤーとして
自己評価の通り高い統率力を持ち、皆をまとめてリーダーとして率いる。
<スクラップビル>では、幽鬼の存在にペースを乱されていたが、冷静な判断力や適切な状況判断、分析力を持ち、リーダーとしての指示能力も十分に高い。

当初は仲間であっても、地雷で足を失った”言葉”を”コストに見合った価値がない”と見捨てるなど合理的ながら冷徹な面を見せていたが、<スクラップビル>以降は危険を犯して殺されかけていた”狸狐”を助けるなどプレーヤーとして大きな方向性の変化を見せている。
関連の深いキャラクター
“幽鬼”/反町友樹
倒すべき目標。>>“幽鬼” の詳細ページ
“狸狐”
御城を慕うプレイヤー。