【漫画感想】第178話「つづら殿襲撃9」|『つぐもも』感想
『つぐもも』第178話「つづら殿襲撃9」感想です。
『つぐもも』第178話「つづら殿襲撃9」は『漫画アクション』2025年9/2号に掲載されています。
つづら殿頭首 織小花央姫と特殊災害対策課 課長補佐 女鹿淵めぐみの一対一の戦いが始まりました。すでに髪も霊力も底をつきかけている央姫ですが、”雲母御髪 髪袖”と純粋な戦闘技術の差で予算上限無しの女鹿淵を圧倒します。
やっぱり央姫は圧倒的ですね。ただの戦闘技術のみで上限なしの浄財を完封し、かつその能力を解析、弱点を見抜いて魂羽織の恒常防御まで破ってしまうとは…。

髪や霊力の残りから勝負を急ぎたい央姫と央姫との埋めようのない戦闘技術の差をなんとかしたい女鹿淵と、二人ともが”超接近戦”での早期決着をのぞみました。ということで、今回は超絶かっこいい近接肉弾戦が描かれました。つぐももといえば、”エロ”という印象が強いですが、やはり圧倒的な画力で描かれる戦闘シーンの迫力も大きな魅力です。
それにしても、央姫が公金なら上限はないと言っていましたが、現在女鹿淵は央姫との戦いの中で一撃300万の浄財を連発しています。いかに公金と言っても例えば浄財300万を34回使えばすでに1億を越えます。日本の年間国家予算が大体110兆円と言うことなので、一”対策課”に割り当てられる予算を考えればそこまで無限資金があるともいえ無さそう。まだまだ余裕はあるのでしょうが、長引けば余裕がなくなってくるのは女鹿淵も同じなのかもしれません。
賽銭箱の付喪神である清金の能力は非常にユニークで他の能力も気になりますが、浄財額はまだ増やせるんだろうな。ただ”どれだけ霊力付与攻撃したところでいなされればムダ!”と自分でも言っているので、これ以上の額にしても央姫に対しては無意味ということで300万以上にはしないというのが現状なのだろうな。

そして、結果として女鹿淵は央姫の不意をついて致命となりうるの一撃を入れることに成功します。暗器ですからねぇ、髪は刃物と相性が最悪ですので、央姫は絶体絶命です。
とはいえ、これで央姫の死が現実になったとしても、個人的には央姫は好きなキャラの中でも上位なので、あくまで”一時”退場であってほしい。”鬘”の付喪神の因子を引いているということなので、髪が伸びて再生するとか、分体に命を逃しているとか、そういう可能性があってもいいはず…。