【漫画感想】第111章:ドードーバード航空戦Ⅵ |『幼女戦記』感想
『幼女戦記』第111章:ドードーバード航空戦Ⅵ の感想です。
『幼女戦記』第111章:ドードーバード航空戦Ⅵ は『コンプエース』2025年10月号に掲載されています。
存在Xに与えられた力を惜しげなく使うメアリー・スーの活躍により、帝国はエース・オブ・エース「最古参」を含むエース級ネームド魔術師を堕とされました。
メアリー・スーの上官であるドレイク中佐は、今や彼女に宿る”神の奇跡”を確信しつつあります。彼はアルビオンの情報部が持ち帰った「X文書」を読んでおり、帝国がそれに沿って戦争を行なっていることを確信しています。
ドレイクの考えでは、帝国は決して敗北を認めることはなく、文字通り滅びるまで戦うという。一方で、帝国勝利ムードのまま対戦を終えることは「敗戦国」にとっては受け入れられない。しかし、今のアルビオン連合王国では帝国との戦いの衝撃を耐えることはできない…と。こうなってくると、どちらかが滅びるしか戦争の終わり方がありませんね。
ドレイクは帝国を知るために、帝国と戦った兄ウィリアム・ドレイクに話を聞きに行きました。実際にターニャの前に敗北を喫したウィリアムは彼女達の実力を非常に高く評価しています。
敵から見たターニャはやはりえげつないんですね。

そんなターニャたち第二〇三航空魔道大隊に命じられたのがカンタンベリーに不時着した友軍の捜索、救出です。ただし、今回のカンタンベリー作戦。アルビオン側はドレイク中佐に任を与えています。
そして、ドレイク配下にはもちろん、アルビオン側の存在Xの恩寵者メアリー・スーがいます。つまり、ついにターニャとメアリー・スーが対敵する可能性があるということですね。
正直、読者目線では敵側のメアリー・スーの脅威度がかなり凄く感じていますが、直接対決となればどちらに軍配が上がるのか。ターニャに限らず基幹要員たちも無事に生き延びて欲しいものです。

一方で、地上捜索隊として任じられたヴァイスたちの元には「円卓」の一人であるグリフォンが迫ります。ターニャ達の圧倒的な強さのせいでアルビオン連合王国の魔術師は帝国の魔術師に比べて押し並べて一ランク下の印象があり、「円卓」も帝国のネームド級より格下と思っていたのですが、このグリフォンは「吟遊詩人」とつばぜっていたほどの実力者なのだと言います。
そうすると、ヴァイスは本当に強くなったなぁ。心なしか見た目もカッコよくなっているような…。しかし、ここでヴァイスがグリフォンを単騎撃墜でもした日にはヴァイスも名実ともにエース・オブ・エースになってしまうのでは。